基本料が9ヶ月間0円?!楽天モバイルのスーパーホーダイってお得なの?
楽天モバイルが春商戦に向けて強烈な一撃!
2018年2月8日から「実質基本料が最大9ヶ月無料」になるキャンペーンをスタートさせました。タレントのローラを起用したテレビCMも流れていますので「おっ!」と思った方も多いのではないでしょうか。私も最初に見た時は思わず二度見をしてしまいました(笑)
それにしても、基本料金が9ヶ月間も無料になるなんて一体どんな内容のキャンペーンなんやろうと思う気持ちと、何かカラクリがあるんやとちゃうのって気持ちが湧いてきました。
そこで今回は、楽天モバイルが始めた新しいキャンペーン「実質基本料9ヶ月0円」を検証してみたいと思います。ひょっとしたら大きな落とし穴があるかもしれませんし、ホントにお得なのかも・・・ぜひ最後までご覧になってください。
実質基本料9ヶ月0円!長期優待ボーナスって何?
このキャンペーンを受けるには、いくつかの条件をクリアしなければいけませんが、内容はその名の通り基本料金が最大9ヶ月間も無料になるものです。
9ヶ月間無料になる条件は下記の3つ。
①楽天モバイル「スーパーホーダイプランS(※1)」に新規申込み
★スーパーホーダイプラン以外はキャンペーン適用外
②楽天会員であること
③契約期間(最低利用期間)が2年もしくは3年であること
この3つの条件をクリアすれば最大で9ヶ月基本料金が無料になります。で、このキャンペーンの名称が「スーパーホーダイ新契約者特典 長期優待ボーナス」となります。
基本料金が無料になる期間は、選択する契約期間によって決められていて、契約期間を3年にした場合が9ヶ月間無料、2年契約にした場合が約4.5ヶ月間無料になります。
無料になる仕組みは、毎月の支払いが0円になる訳ではなく、開通後(利用開始後)の決められた時期にキャッシュバック(10,000円もしくは20,000円)という形で現金が振り込まれることになります。
そのキャッシュバックを基本料金に充当することで「4.5ヶ月~最大9ヶ月」の基本料金がタダになるということです。(下記参照)
※1.スーパーホーダイSプラン以外の、MプランやLプランを契約する場合は、基本料金がアップするので当然ながら無料期間が短くなります。
キャッシュバックが受けられる時期は下記の通り。
クレジットカード支払いの場合だと、開通後の約1か月後に送られてくるメールで手続きをすれば指定の口座に振り込まれます。(口座振替の場合は約4か月後)
以上が、基本料金が最大9ヶ月無料になるキャンペーンの詳細です。上手く活用すれば大幅な通信費節約になりますのでメリットは大きいと思います。
では次に、キャンペーンのデメリットについて調べてみましょう。
長期優待ボーナスのデメリット
ここでは、キャンペーンのデメリットについて調べていきます。とにかく目を引くキャッチコピーなので、飛びついて契約してから後悔・・・なんて事にならないようにしなくてはいけません。
【長期優待ボーナスのデメリット】
●対象プランがスーパーホーダイ(S・M・L)のみ
●楽天会員じゃないとダメ
●契約期間が2年もしくは3年の縛りがある+違約金が高い
●キャッシュバックを他の使い道で使う可能性がある
●適用は基本料金のみ、端末代や事務手数料、オプション料金は適用外
おおよそ上記5つがデメリットと感じる項目になります。
特に、選べるプランがスーパーホーダイのみなので、通話が必要ないデータ通信だけで良いユーザーには嬉しくないキャンペーンです。ただ、最近の格安スマホ(MVNO)の流れからすると通話とデータ通信がセットになったプランが人気になってますので一考の価値はあると思います。
また、楽天会員じゃないとダメと言うこともデメリットのように感じますが、楽天会員になると様々な楽天サービスがお得に使えますし、登録も無料ですのでコレを機会に会員になるのも悪くないと思います。
次の契約期間についてですが、最大9ヶ月無料になるために3年契約をするのはハッキリ言ってデメリットだと思います。
なぜなら、スマホなどの通信サービスや機器性能は大凡2年スパンで大幅に向上していきます。それを考えると、同じサービス内容と端末を3年も使うのはナンセンスだからです。
さらに、2年もしくは3年で契約をして期間中に解約をした場合に高額な違約金が発生するので、使い続けないとキャッシュバックの効果どころか逆に損をする結果になります。(下記参照)
ですので、もしキャンペーンを使って楽天モバイルを申込む場合は無料期間が短くなりますが、他社の縛りと同じ2年で契約するのが妥当かと思います。
それから、要らぬ心配ですがキャッシュバックを違う用途に使ってしまうことも注意しましょうね(苦笑)ま、好きな物や手元に残る物を買うなら納得もいきますが・・・(笑)
楽天モバイル「スーパーホーダイ」の詳細
ここからは、キャンペーン対象のスーパーホーダイプランの紹介をしておきます。
楽天モバイルのスーパーホーダイは、KDDIやソフトバンクのサブブランドである「UQモバイル」「ワイモバイル」に対抗した料金プランです。
特徴は、通話とデータ通信がコミコミ料金になっており、非常にシンプルで分かりやすい料金設定になっています。
では詳細を紹介します。(下記参照)
プランS=1,980円/月、プランM=2,980円/月、プランL=4,980円/月は楽天会員であることが条件です。また、2年目以降はそれぞれ1,000円/月アップになります。
ほとんどUQモバイル・ワイモバイル(※2)と同じ内容ですが、違いはスーパーホーダイの場合データ容量を使い切った後も「最大1Mbps」の通信速度が使い放題(※3)になってるところです。
※2.ワイモバイルは10分以内の通話がかけ放題
※3.通信が混み合う時間帯(12:00~13:00、18:00~19:00)は最大300kbpsとなります。
通信速度「1Mbps」は、YouTube標準画質の動画を問題なく見れる速度ですし、Webサイトの閲覧などは全く問題なく行えますので、UQモバイルやワイモバイルにはないメリットになります。(下記参照)
【まとめ】結論=それなりにお得
今回は、2月8日からスタートした楽天モバイルの「スーパーホーダイ新契約者特典 長期優待ボーナス」について調べてみました。
最後に”お得かどうか”の結論を言いますと「2年契約で10,000円キャッシュバック」を受けると、それなりにお得だということになると思います。
最近は、キャッシュバックを実施しているMVNOも少なく、ややインパクトに欠ける感じがしてましたので、今回の楽天モバイルのキャンペーンは意外に新鮮さを感じました。
もともと料金も安いと評判が高かったので、上手くキャンペーンを活用すれば良い感じで使えるのではないかと思います。
また、プランにしても最近はキャリアのような「通料金+パケット代」がコミコミになったプランが主流になりつつありますので、この辺も評価は出来ると思います。