田舎でWiMAXは使えないと思ってる方必見!LTEオプション無料を徹底検証!

自宅や外出先で高速通信ができるサービスとして人気の高いWiMAX2+ですが、これまで地方都市や田舎では電波の性質上つながりにくいと言うコメントが数多くありました。

それが「WiMAXは田舎では使えない」と言う評判や口コミを生んだ原因になります。

当然、サービスを提供しているUQコミュニケーションズも、そんな評判は知っていますのでWiMAX2+回線がつながりにくいエリアをカバーするために設けられていたのが「LTEオプション」と言う訳です。

LTEオプションは、人口カバー率99%以上の「au4G LTE回線」を使うことで、WiMAX2+回線が届かない地域でもネットにつながるようカバーをしていたサービスです。

しかし、LTEオプションを使った月はWiMAXの基本料金以外に別途1,005円が必要になることから、オプション利用を控えるユーザーや、さらにはWiMAXの契約そのものを躊躇するユーザーも少なくありませんでした。

そこで今回、WiMAX本家本元のUQコミュニケーションズはWiMAXを「より快適に、より広範囲で使えるよう」にと、2017年6月1日より新プランを提供し「LTEオプション無料化」を打ち出しました。

果たしてLTEオプションが無料になる新プランは、本当に田舎暮らしの方を救える内容なのでしょうか、また満足のいく内容なのでしょうか?

ここでは、その新プランを検証して「何がどのように変わるのか」「どんなメリットやデメリットがあるのか」など紹介したいと思います。地方に住んでいてWiMAXを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

LTEオプションが無料になる新プランの概要と各種比較

新プランの大きな変更点は下記の2つ。

契約期間が3年間になる

LTEオプションが無料になる

メリットとデメリットが混在する感じの変更ですが、これまでWiMAXの契約期間は2年間でしたが新プランでは1年延長され3年契約になります。

これは「LTEオプションを無料にする代わりに、もう1年長く使ってね」と言うプロバイダ側の押しつけのように感じてしまうのですが致し方ないと諦めるしかないですね(苦笑)

WiMAX新プランの料金体系

新プランの料金体系は下記の通りで、これまでのプラン料金と変わりません。

☑UQ Flatツープラスギガ放題(3年)・・・4,380円/月

☑UQ Flatツープラス(3年)・・・3,696円/月

※ギガ放題は月間データ容量が無制限、ツープラスは月間データ容量が7GBまで。

上記料金はUQコミュニケーションズの提供金額で、おそらく新プランに追随するプロバイダ各社で割引などのキャンペーンで違いが出てくると思いますので、各社の新プラン料金が出揃ってから選ぶのが良いと思います。

新プランの気になる解約違約金について

次に、気になる解約違約金については下記の通りで発生します。

☑課金発生月から13ヶ月間・・・19,000円

☑14ヶ月~25ヶ月目・・・14,000円

☑26か月目以降・・・9,500円

違約金については、これまでと内容は変わりがありません。

以上が、新プランの概要になりますが、基本料金そのものを変更せずに、LTEオプションを無料にする代わりに契約期間を1年間延長しているのが特徴になります。

もう少し分かりやすい表現をすると、例えば地方などの田舎に住んでいる方が毎月LTEオプションを使った場合での料金が下記のように”お得”になる感じです。

旧プランと新プランの料金比較

【例】ギガ放題を3年間利用してLTE通信を毎月使った場合の比較

・LTEオプションが有料の場合

(4,380円×36回)+(1,005円×36回)=193,860円(3年間の支払総額)

・LTEオプションが無料の場合

4,380円×36回=157,680円(3年間の支払総額)

差額が36,000円ほどになります。分かり切った陳腐な例えですが、単純に計算するとこんな感じになります。

WiMAX新プランとYahoo!ポケットWifiの料金比較

また、エリア的にはWiMAXより広いと言われるYahoo!のポケットWifiと比べると下記のようになります。

☑Yahoo!ポケットWifi(無制限プラン)

(3,696円×36回)+(684円×33回)=155,628円(3年間の支払総額)

※684円/月はアドバンスオプション料金(キャンペーンで3ヶ月間無料)

☑UQ Flatツープラスギガ放題(3年)

4,380円×36回=157,680円(3年間の支払総額)

※この金額は各種キャンペーンが適用される前のもので、当然ながら「最初の○ヶ月〇○円割引」などのキャンペーンが実施されると考えられますので、もう少し安くなるはずです。

このように、約2,000円の差に収まります。

つまり、これまでエリア的な問題と料金的な問題で、田舎などに住むユーザーの囲い込みに遅れを取っていたWiMAXが反撃に転じた形になります。

さらに、WiMAX2+回線の対応エリアは急速に広がっていることもあり、近い将来には田舎に住む方でも超高速な通信速度を体感できると考えられています。

通信制限には注意が必要!

ここまでは、LTEオプションが無料なる新プランの概要などの紹介で、田舎などに住む方にとってメリットがあることをお伝えしました。しかし、ここでは新プランに潜む落とし穴(注意点)について解説させていただきます。意外に見落としてしまう事なので契約前に必ずチェックしておきましょう。

通信制限(速度制限)に要注意!

WiMAXに通信制限があるのは、みなさんご存知だと思います。

◆Flatツープラスプランの場合、月間7GBを超えると制限が発生

◆直近3日間のデータ使用量が10GBを超えた場合に制限が発生

この制限は、よく知られているので注意する方も多いのですが、実はそれ以外にLTE通信にも下記のような通信制限があります。意外に知らない方も多く、知らない内に制限を受けるケースもあるので気をつけてください。

【LTE通信の通信制限の内容】

「UQ Flatツープラス(3年)」をご契約の場合、「WiMAX 2+」通信および「au 4G LTE」通信の月間データ通信量の合計が7GBを超えた場合、それらの通信速度を送受信最大128kbpsに制限します(以下「通信速度制限(月間7GB超)」といいます)。

「UQ Flatツープラスギガ放題(3年)」をご契約の場合、ハイスピードモードの「WiMAX 2+」通信において月間データ通信量に上限がありません。

ただし、au 4G LTE対応ルーターの場合、ハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限(月間7GB超)が適用された後は、ハイスピードモードの「WiMAX 2+」通信もその制限の対象となります。

また、いずれの料金プランについても、ネットワーク混雑回避のため、前日までの直近3日間で「WiMAX 2+」通信および「au 4G LTE」通信のデータ通信量の合計が10GB以上となった場合、ネットワーク混雑時間帯(18時頃から翌日2時頃)において、それらの通信速度を概ね1Mbpsに制限します(送受信の最大速度であり、実際の速度は電波環境等に応じて1Mbps以下になることがあります)。

UQコミュニケーションズ公式サイトより

上記は、UQコミュニケーションズの公式サイトの通信制限に関する記載です。ここで注意が必要なのは下記の3点。

「au4G LTE」通信は月間7GBを超えると速度制限を受ける

「au4G LTE」で制限を受けると、WiMAX2+通信も制限対象になる

制限を受けた場合の通信速度が128Kbpsまで低速化する

①の制限は、契約したプランが月間データ容量無制限のギガ放題であっても、au4G LTE通信で7GBを超えてしまうと制限を受けると言うことです。

②の制限は、万が一au4G LTE通信で制限を受けた場合は、WiMAX2+通信も同時に制限の対象になり速度が遅くなると言うことです。

③の制限は、通信速度についてですが、制限を受けても1Mbpsが確保される3日間制限と違い、ネット検索も思うようにならない超低速の128Kbpsまで落ちてしまうと言うことです。

つまり、LTEオプションが無料になったからと言って、何も考えずにLTE通信をするとハッキリ言ってWiMAXそのものが使い物にならないほど強烈な制限を受けることになってしまいます。

実は、いま紹介したLTE通信に関する制限は以前から存在していたのですが、LTE通信が有料だったこともあり使う方が少なかったのでデメリットとして表面化することは余りなかったのですが、今回のLTEオプション無料化でクローズアップされています。

この制限の回避策としては、LTE通信のデータ使用量を管理して、WiMAX2+通信と上手く使分ける(通信モードの切り替え)しか策はありません。

以上が、WiMAX新プランに潜む通信制限の落とし穴(注意点)になります。

新プランのメリットとデメリットまとめ

ここまでは、LTEオプションが無料なるWiMAX新プランについて紹介をしましたが、ここでは新プランのメリットとデメリットを分かりやすくまとめてみたいと思います。

LTEオプションが無料なるメリット

☑オプション料金1,005円が不要

☑田舎など地方に住む方もWiMAXが使える

☑室内や地下街でも気軽に通信が楽しめる

LTEオプションが無料なるデメリット

☑契約年数が3年間に延びた

☑ギガ放題でも通信制限を受けるケースがある(LTE通信制限)

☑2017年5月現在で選べる端末(ルーター)がW04のみ

☑2年契約から3年契約変更は無料だが、逆の変更はいったん解除料が必要

まとめ

今回は、2017年6月1日から始まるWiMAX新プランについて書いてみました。

今回の新プラン登場が田舎暮らしの方たちが快適にWiMAXを使えるのかについては、正直言って微妙なところですが、確実に地方でもWiMAXが普通に使える環境が整いつつあるのは間違いありません。

それらを考慮して「3年間使い続ける覚悟」があることと、「ヘンテコな通信制限の罠にハマらない自信がある」のであれば、決して損はしない内容のプランだと思います。

最後に、記事の中でも書きましたが「WiMAX2+回線」の対応エリアは確実かつ急速に広がっています。近い将来には、田舎でもLTE回線を使わずWiMAX2+単独で快適な通信を楽しめると思います。

以上で、LTEオプションが無料なるWiMAX新プランの検証を終わります。

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